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Vintage 2022

エリザベス女王の崩御以来、イギリスの話題を目にすることが増えた。


そんな中、BentleysAntiqueのTim.Bent氏とイングランド北部のBirminghamへ行った時のことをふと思い出す。


冬は-5℃。寒さが身にしみる。

Birmingham近郊Walsallの街はずれにある英国最古の馬具メーカーJ.A.Barnsby&Sonsを訪問。


いかにも馬具屋らしい平屋社屋の入り口には、社名の上に誇らしく英国王室御用達の証明としてのロイ

ヤルワラントが掲げられている。

(想像以上だ・・・)

この会社は創業220年。この会社ならではの文化・価値観がある。そんなことを学ぶ機会を得た。


社長のL. H氏は、寒い土地柄か洗練されたロンドンっ子とは違った。

赤ら顔に満面の笑顔で私たちを迎えてくれた。


AEROCONCEPTを知らない彼にとっては日本で何を作っているか気になるところ。


挨拶の中で、Cigar timeとなる。携帯するクラッチケースからシガリロケースをそっと彼に差し出す。


彼はすぐさま反応して「この二つのCaseは何年頃のビンテージ コレクションですか。」


「いづれも私が最近仕上げたCaseです。」

「凄い作品ですね。BentleysのUKコレクションだと思いました。」


「あなたの作品はまさに歴史を纏った作品.。我が社の馬具・アンティークと同じテイストを纏った作品なんですね。」


SUGANOのFANになって頂ただけた彼を思い出す。


2022年のVintageは以前にも増して時を纏う作品となっている。





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